6/6 日中
勤行では、一昨年から始まった物故者追弔法要を併修。前回の報恩講から約半年間でご往生された、11名の方の法名札が中尊前にお飾りされ、読経中、そのご法名前にてご遺族の方々がお焼香されました。
続くご法話は、昨晩に引き続き釜田先生。
「こちらに着いて、生まれたばかりの赤ちゃんを抱かせてもらって、〈幼子が しだいしだいに 知恵つきて 仏に遠く なるぞ悲しき〉との一休さんのことばが思われました。
しかし、その遠さを遠さのままに終わらせず、私たちを仏にして下さるのが阿弥陀様の願いです。金子大栄さんは〈彼岸への 道ひらかれて 老いて病む 身にも聞こえる 召喚のこえ〉とうたわれました。
私たちには、老いの苦しみや愚痴や腹立ちなど、出会わなければならい障り、つまり人生の障害があります。しかし、親鸞聖人はその障りを転じて深く歩むことができる人生を教えて下さいました。
仏さまの大きな悲しみ、願いを聞法しつつ、お浄土に向けて確かな歩みを運ぶことが大切です。」