6/7 子ども初参り・御満座
三日目の朝は、まず子ども初参りから始まった。初めてお寺にお参りする0〜4才の子どもたち6人が、お母さんに手を引かれてお参りに。短いお勤めの後、雅楽の音の中で、ご院主さまより初参り証書を頂いた。
引き続き10時からは御満座。勤行の後、左余間の戦没者のお写真の前にて、戦没者追弔法要が執り行われた。その後、永代経法要御礼の座。参詣のご僧分方より一言ずつ賜り、森副総代、坊守からの御礼の後、最後にご院主さまより。「本年も皆様にお支え頂き、釜田先生と竹原先生をお招きして、永代経法要が勤まりました。誠にありがとうございました。」と、法要円成のお喜びのお言葉をもって、閉座となった。
−子ども初参りについて−
昔の人は「子どもは天からの授かりもの、賜りもの」と言って、生命を大切に思ってきました。しかし、医学が進むにつれ、「子どもを作る」という言葉が出てきたのは悲しいことです。
縁あって私のところにやってきてくれた幼子と共に仏様の前に参り、手を合わせることは、仏様の子を大切に育てますという意味と、親自身も子に恥じない歩みをしますとの誓いの意味があります。子と「共に」拝む方向を持つことが大切であり、本当に幸せなことなのです。